寄附

母校から封筒が送られてきた。
ここ数年、数ヶ月おきにずっと送られてきているその中身は、寄附金のお願いと毎度決まっている。なんでも、来年の100周年記念事業のために50億円の寄附金(個人・法人含めて)を集める計画なのだそうだ。またずいぶんと大きな数をぶち上げたものだ。
現在は目標の54%が集まっていて、あと1年で残り半分を集めなければならないんだと。25億集まっただけでもすごいことだと思うのだが、これだけ長い間お願いを続けてきてこの金額なんだから、あと1年で同じ額を集めるというのはちょっと無理がある気がする。
今回のお知らせの中には、ご丁寧に卒業時期別個人寄附額分布図まで載っていた。あなたと同じ時期の卒業生はこのくらい寄附してるんだから〜、という心理作戦に打って出たということだね。事務局でどうしようかといろいろ考えた苦悩の跡が見え隠れする。同窓会通信の他に、わざわざ学部長*1の名前の入ったお願いの手紙まで入っていたのも(つまり学部毎に個別に入れてるということやね)、必死さを感じさせる。
ちょっと数値で欲張りすぎたんじゃないかなあ。
でも有名私大なんかだともっとすごい金額を集めてたりするんだろうか、やっぱり。
ま、貧乏人には関係ない話だけど。

*1:学生時代の研究室の先生だった