ニュースウォッチ9

春から9時台に移動したNHKのニュース番組。
久しぶりに見たが、最初に見たときと全く変わらない気持ち悪い印象を受けた。
この番組のニュース読みの原稿は、ほぼすべて「・・・た。」という断言調の短文なのだ。語尾にはほとんどバリエーションはなく、接続詞の使用もわずか。これは、実際に聞いてみるとひどく耳障りで不自然な感じを受ける。
今までNHKを含めて他のニュース番組でこんなニュース読みを聞いたことはないから、この番組の方針として意図的にやっているとしか思えないのだが、どんな効果を狙っているのか謎である。普通、同じ語尾ばかり並ぶ文章を、人は「駄文」という。そして人間の耳というのは、読んで心地よい文章を聞いても心地よいと感じるものなのだと思う。
そんなわけで、駄文垂れ流しのこの番組は聞いていて本当にイライラする。
途中でなぜか別のアナウンサーに替わって、「・・・でした。」という文章に変わったのだが、これを聞いたときどれだけホッとしたことか。