花見の散歩

夕方、散歩がてら、桜の名所になっている城跡の公園のお堀沿いの土手を一周することに。
街中の桜はもうほぼ満開状態なんだが、ここの桜は古いのが多い*1からかまだ場所によって三〜七分咲きといったところで、もう一段階多く咲けそうな感じ。それでも、たぶんシーズン最後の休日になるからか、土手沿いも花見客が大勢歩いていた。


途中、賑やかな音が聞こえるので土手を降りて近くに行ってみたら、アフリカ太鼓を演奏している人たち+花見の一団が。いろんな太鼓が15個くらい置いてあって、それを8人くらいの人たちが同時に楽しそうに演奏していた。周りでは普通にお酒飲んでる人がいたり踊ってる人がいたり、たぶんグループの人たちの家族だろう子どもがばちで太鼓を叩いていたり、なんかいい雰囲気。
太鼓はジャンベや(これしかわからない(^^;)、横になっていてばちで叩く(上に金属の板のようなものがついていて、それも叩く)太鼓などいろいろ。羊の皮とか牛の皮を使っているそうで、ちょっと触らせてもらったら短い毛がフサフサついてました。
演奏の手が休まったときに聞いてみたら、多くは地元の人たちで、今日は久しぶりに集まったんだとのこと。
地元にこういう楽器をやってる人たちがこんなにいるとは知らなかったな。


大手門近くのお堀には船(といってもモーターの付いた柵付きのイカダみたいなもの)が浮かんでいて、そこから、着物姿で桜の枝を持った女性が沿道の人たちや土手や橋の上の花見客に愛想を振りまいていた(と、思う。顔見えなかったけど)。風が強かったから、寒くて大変そうだったなあ。きっとバイトなんだろうけど。
ここ数年、この公園では花見シーズンの休日には観光客対策のためにこういう演出をしている。大手門のところに門番姿のバイト君をおいたり。雰囲気を求める向きにはいいのかもしれない。
ただ、雰囲気作りはいいけど、スピーカーから大音量で琴の演奏のさくらを流すのはセンスがないということにいいかげん気づけ>市の観光物産課


現在、公園内では山形城の本丸復元事業が行われている。その中で本丸大手門とそこにかかる橋がいつのまにかできていたようで、期間限定で公開されていたのでこれも見てきた。といっても、橋を渡って少し歩くとその先にはもう何もないので、渡ってすぐ引き返すだけなんだけど。
まあきれいにできてたね。周りにいたお客さん達も結構感心していたようだった。
でもね、今山形市は財政難で大変なんだぜ。こんなの作ってる場合じゃないんじゃないかいな、と思う。これについては、書くと不平不満が長くなるのでやめるけど。

*1:日清戦争の戦勝記念で植えられたそうだ。全国の桜の名所になっている公園などにはこういうところが結構あるらしいね。