ETV特集 ユーリー・ノルシュテイン

アニメ作家ユーリー・ノルシュテインの日本滞在を追った番組。なかなか充実した内容だった。
先日、ハイビジョンで川本喜三郎の特集を(前半の1時間だけだけど)見たばかりだったので、ノルシュテインが川本喜三郎を訪ねたときに「死者の書」を製作中だったり、それを見たノルシュテインが、川本の作品には日本の全てがある、なんて言うところがとてもタイムリーに思えたりして。BS hiと放送時期を合わせたのかな。
ノルシュテイン・コンクールでは、参加した若者達の作品へのノルシュテインの指摘が思った以上に細かいところまで及んでいることに驚き。その内容はなかなか厳しく、しかも的を射ていた。あれだけ厳しく言われたら本人らにとってはきついかもしれないが、それだけ一人一人の作品を真剣に見てもらえたということは彼らにとってはよかっただろう。
参加作にはデジスタで見たことがあるものも多く含まれていた(大賞もデジスタ出品作)。ってことは、デジスタもこの手の作り手の発表の場としてまだ機能しているということなんだな。とはいえ、ノルシュテインはどの作品にも満足いってなかったそうだけど。(きびしー)
ところで、失礼を承知で書くけれど、「外套」は無事完成するんだろうか。いや、だってさ、20数年かかって半分でしょ。残りの半分を作ってる間に(略)