火の鳥 2回目

ビデオに録っておいたものを今日鑑賞。
・・・やっぱりデジタル彩色はだめだわ。絵が安すぎる。これは「火の鳥」に限った問題ではなく、最近のアニメ全般に言えることなのだけど。デジタル彩色ののぺーっとした色にはどうにも我慢が出来ない。パッと見は綺麗だが、その実ラッセンのファイン・アートのような薄っぺらさだと思う。
低予算アニメなら仕方ないかとも思うんだけどね。でも最近は全般的に作業がデジタル化してるよな。今後出てくるアニメはみなこんな薄っぺらい色になるんだろうか。で、こういう色に慣れた子供達が将来のアニメ製作を担うことになるわけだ。そう思うとすごく危機感を感じる。
まあその話は別にしても、今回は前回より2割か3割くらい作画のレベルが落ちていたような気がする。一回目だってそんなにすごかったわけじゃないけど、今回は動きが下手で見ていて退屈した。それに美術も手を抜きすぎ。草原や空の安っぽいことといったら。
脚本もなぁ。前回ラストで夫婦になった二人の前途多難さを暗示しておきながら、途中すっ飛ばしていきなり子沢山になってちゃ物語の醍醐味というものがないでしょうよ。原作読んでないから原作でどうだったのかは知らないけど。
黎明編が終わったらましになるんだろうか。